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suzukan01ブログ

There is no accounting for taste

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シンガポールにGOODWOOD PARK HOTEL(グッドウッドパークホテル)というホテルがあります。かなり昔の話にはなりますが、サラリーマン時代シンガポール出張の際は、当ホテルが定宿でした。低層タイプでゆったりとした素敵なホテルでした。あの時代は日本もまだ経済成長を続けていましたし、アジア諸国に海外出張する度に、日本の国力をひしひしと感じていました。英語で現地のパートナーと会議をしたり食事をする自分を、少し格好いいとも思ってしまっていました。馬鹿ですね。とりわけシンガポールは、東南アジア独特の異国情緒とともに、その急速な経済成長に直接触れる度、大いに刺激を受けて帰国したことを思いだします。

7月3日日本経済新聞記事に、表題について記事が掲載されていましたので、一部引用します。

新型コロナウイルスの収束後、世界で保護主義が強まるとの見方がある。グローバリズムの重要性は変わらない。情報があふれて国民の望みが高い時代に必要なものをすべて一国でまかなえる国があるのだろうか。物価が跳ね上がり、新しい技術も入らなくなる。グローバリズムは調整が必要な長い過渡期にあり、いまは我慢の時だ。

コロナ収束後も、外国からの感染の流入を危惧して海外との往来は止まり、自国に回帰する傾向が強まる、とする論調もあります。しかし、ごく限られた国を除けば(いればの話ですが)、人間同様国家もパートナーやネットワークを形成しなければ存続できないことは確かでしょう。これまで同様その傾向は続くと思います。ここ1~2年は新しいフェイズに向けての塾考・準備期間ととらえるべきかもしれません。

シンガポールと日本はともにグローバリズムの恩恵のもと、自由貿易を通じてこそ成長を続けられる。天然資源に乏しく、優秀な人材を確保することが国力を維持するのに死活的に重要である。

生産年齢人口が減少していくことが確実な状況下、海外から優秀な人材や、日本で働くことを希望するモチベーションの高い人材に門戸を開き、就業チャンスを与え、結果として日本経済の活性化に貢献してもらう政策を推進することは重要です。外国人と働くことにより、日本人のスキル、発想力も向上します。

日本では9月入学が当面見送られる。グローバル人材を供給したり受け入れたりするのに入学時期を多くの国に合わせるのは有効だ。一方で重要なのは国の今の実情に合わせてどのような人材を育成していくのかという方針を国が明確にすることだ。

シンガポールでは1月入学で入学時期に関係なく多くの学生が留学する。小国で国を開くしか生きる道がない。常に外を見て外国から学び取ったものを国に活かせる人材が求められる。英語を公用語とし、外国人労働者の受け入れにも積極的だ。

日本はまだまだシンガポールから学ぶことがたくさんあるように思います。長い間、かつてのような革新的技術力を駆使した商品を生み出すことができていませんし、5Gを見るまでもなく、先端技術においてはむしろ海外に遅れをとっているのが現状です。

他国との交流を続け(むしろ深め)、真に開かれた国になり、人材の確保と育成をより一層強化すべきと思います。

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