外国人雇用、外国人との仕事、海外ビジネス・法律情報、
外国人とのコミュニケーション、海外出張、転職等を語る
ある行政書士のブログです。
筆者は、外国人のビザ・在留資格の手続きや、外国人雇用の支援、契約書のレビュー等を専門としています。
現在の業務分野だけではなく、会社員時代に多くの外国人と仕事を共にした経験談、最近出会った外国人とのコミュニケーション、英語の難しさと上達法等、様々な視点で語ります。
今日は、先日出会った、若くて優秀な中国人女性経営者の話をします。
若手中国人女性経営者（＝代表）
彼女は、2年ほど前に東京で化粧品会社を立ち上げました。
以降、次々と画期的な商品を開発し、今では全国に700以上の店舗で販売するまで急速に成長してきました。
日本では、主にドラッグストアやバラエティストアでの店舗販売をメインとしていますが、すでに進出済みの中国では、
Eコマースの売上が大半を占めています。
一度商品がヒットすれば、売上も日本と比較し桁が違う、といいます。
一方、中国でもすでに人気商品となっているため、いわゆる”コピー商品”が早速登場し、日々その対策に追われているとのことです。
市場動向の監視を怠らず、常に緊張感をもった情報収集と、有事の際にはスピーディーは対応が要求されます。
会社自体は、まだ比較的小さい規模ではありますが、代表はじめ、少数精鋭のスタッフは、それぞれ専門性を発揮してばりばり活躍しています。
中国人スタッフは、皆日本語も堪能です。
代表は在日歴が12年ですが、2年前までは日本の会社に勤めていたOLだったそうです。
そこから一念発起して東京で起業、順調に売上を伸ばし、今では国内外からの引き合いが殺到しています。
先日お会いした際には、彼女の生き生きと自社商品を語る姿に、大いに刺激と感銘を受けました。
これからのさらなる発展が楽しみです。
増える外国人の起業
今後、日本での外国人の起業は増えていくでしょう。
日本で起業することは、ビザの観点からは決して易しいことではありません。いくつかの条件をクリアしなければなりません。
しかし、彼らはバイタリティーがありますし、
特に中国人は財政的にも豊かになってきています。
日本経済の発展には、彼らの存在は欠かせないでしょう。
支援したいこと
起業することよりも、事業を継続することの方が何倍も難しいといわれています。
外国人の起業の支援に加えて、彼らの事業の継続的な成長・発展のため、今までの経験値を活かし、様々な形で支援をしていきたい、と強く感じました。