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suzukan01ブログ

There is no accounting for taste

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2/14日本経済新聞朝刊に掲載された表題の記事を引用、紹介します。

日本人は勤勉な国民といわれ、頑張る姿は好感を持って評価される。また、他人の目を意識し、どうすれば自分に有利かを考えて行動する。「勤め人」は人事評価で好印象を得ようと勤勉さを競い合う。生産性を上げるための「本物の勤勉」であれば良いが、一生懸命働いているふりをしてしまう。

いかがでしょうか?日本の会社では、忙しそうな人がバタバタしていたり、シーンと静まりかえって皆一見仕事に集中しているかのように思われる職場が多いのではないでしょうか。上司が帰るまでは、特に仕事もないのに仕事をしているフリをしてそのまま残業してしまう。著者はこれらを「うその勤勉」と称しています。

「うその勤勉」は、高い評価を得ようと、結果として上司をだますことになり、周囲にも悪影響を与える。生産性を下げる仕事を増やして報酬を受け取る「給料泥棒」をつくる。「うその勤勉」は組織への背任行為であり、大罪であるといっても過言ではない。美徳どころか背徳である。自分の「承認欲求」を満たすためだけならその罪は重い。外部不経済が生ずるなら、社会的責任を考慮しペナルティーを科すべきである。

かなり厳しい論調ですが、一般的な会社員であれば誰もが思いつくところがあるのではないでしょうか。

日本は諸外国(特に欧米先進国)と比べて労働生産性が低い、と良く言われていますが、このあたりにも原因が潜んでいるようです。

実際、私も日本の大企業と外資系の日本法人に勤務しましたが、実質的な人事評価の軸が違う印象を持っていました。日本の(特に)大企業は、成果や結果よりも、周囲との協調性や仕事に対する取り組み姿勢がより重視されていたように思います。一方、外資系企業では、特にマネージャー職以上においては、成果や結果が全てでした(ただしある欧州企業において、経営幹部の人事については、どろどろとした魑魅魍魎の政治の世界が横行していたのを記憶しています)。

罪を犯さないためにも「うその勤勉」はもうやめよう。同調圧力に屈しないで、率先して行動を変革する「最初の一人」になろう。部下を持つ管理者なら、なおさらである。

「最初の一人」になるのは勇気がいることですし、部下を持つ管理者であるからこそ、実行が難しいこともよく理解できます。

今はやりの「同調圧力」、我々日本人一人一人が、少しずつでもいいので抜け出してみませんか?

http://www.suzuki-kokusaihomeoffice.com

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