中途採用する場合
面接時に注意する点
面接時には、まず在留カードを確認します。
まず確認すべきは、現在どの「在留資格」を持っているのか、「在留期限」はいつまでか、の2点です。
身分に基づく在留資格を持っている場合には問題はありません。
就労系の在留資格の場合は、現在の在留資格を変更する必要があるかがポイントとなります。なぜならば、採用を検討している外国人が現在持っている在留資格と、採用後の職務内容を充たす在留資格のタイプが異なっている場合、そのまま採用することはできません。万が一知らずに採用しまうと、「資格外活動」となり不法就労をさせてしまうことになります。つまり、在留期限がまだ残っていても、在留資格の変更を行わなければなりません。
在留資格の変更を伴わない場合
現在持っている在留資格の有効期間がいつなのか、によって対応が異なります。
有効期限がまだ6ヵ月以上残っている場合には、次回の「在留期間更新手続」の際の更新不許可リスクを避けるため、「就労資格証明書」を取ることをお勧めします。この就労資格証明書とは、現在外国人が持っている在留資格のままで、転職後の職務を行うことが可能であることを示す書類のことで、出入国在留管理局が交付しています。この就労資格証明書を取っていれば、次回の更新時に申請手続きがスムーズになるというメリットがあります。
一方、有効期限が6ヵ月を切っている場合は、「在留期間更新手続」の準備をすることをお勧めします。申請手続き自体は、有効期限の3ヵ月前から行うことができます。