シンガポールは、国内のみならず、外国からの新型コロナウイルスを防ぐための対策を進めてきました。
3月11日、WHOが新型コロナウイルスをパンデミック(世界的な大流行)と公表したことを受け、ウイルス対策を強化しました。
以下、海外からの旅行客への対策の要点を紹介します。
1.中国、イラン、韓国、イタリア、フランス、スペイン、ドイツからの旅行者。
a.すべての新たな旅行客で過去14日以内に中国、イラン、韓国、イタリア、フランス、スペイン、ドイツに渡航歴がある人は、シンガポールへの入国および乗り継ぎができない。
b.中国およびイランのパスポート保持者に新たなビザの発行をしない。
c.中国およびイランのパスポート保持者にすでに発行された短期、複数回訪問のビザは一時的に停止する。停止期間中は、シンガポールに入国することはできない。
2.3月16日0時より、シンガポールに入国するすべての旅行客で、過去14日以内にASEAN諸国、日本、スイス、イギリスに渡航歴のある人には、14日間の自宅待機通知が発行される。入国の際に、14日間の滞在先の証拠を提示する必要がある。
3.3月16日0時の自宅待機通知に加え、ASEAN諸国の国籍を持つすべての短期滞在者は、シンガポールに入国以前に健康に関する情報をそれぞれの国のシンガポール大使館に提出しなければならない。必要な承認無しにシンガポールに到着した短期滞在者は、入国を許可されない。
4.他のすべての旅行客は、シンガポールに入国後2週間は、健康状態を注意深く管理する必要がある。気分が悪い場合は、直ちに医師の診察を受け、渡航歴などを医師に知らせる必要がある。発熱や呼吸器系の症状がある場合は、事前に病院電話をし、マスク着用の上訪問すること。
シンガポールへの旅行、出張者の方々、あるいはシンガポールから日本へ来られる方々へは、十分な注意喚起をされることを強くお勧めします。