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suzukan01ブログ

There is no accounting for taste

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「ダイバーシティ」はもはや珍しくないほどよく聞く言葉になっています。

人手不足が叫ばれる昨今、外国人雇用をまだしていなくても、検討又は予定している企業は確実に増えています。では、なぜ企業は外国人留学生を採用するのでしょうか?彼らに何を期待しているのでしょうか?

株式会社ディスコの2018年12月の調査によると、外国人留学生を採用する目的上位5位は、

1.優秀な人材を確保するため、2.語学力が必要な業務を行うため、3.海外の取引先に関する業務を行うため、4.外国人としての感性・国際感覚等の強みを発揮してもらうため、5.日本人社員への影響も含めた社内活性化のため、となっています。これらは十分納得できます。

一方、外国人留学生に求める資質上位5位は、

1.日本語力、2.コミュニケーション能力、3.協調性、4.基礎学力、5.異文化対応力、となっています。あれ?という感じですね。肝心の「専門知識」は12位にやっと登場です。「英語力」も11位どまり。日本人大卒生には、大学で何を学んだのかと実際の仕事とは関係なく採用しているのが実態であることは前回の投稿で述べました。その点、外国人留学生が就職するためのビザの取得学歴要件として「履修科目と入社後の職務との関連性」が求められることも紹介しました。にもかかわらず、大学で学んだ「専門知識」が求める資質の下位のランキングに沈んでいるのは、率直に言って違和感があると言わざるを得ません。これでは、日本人大卒生に求める資質とあまり変わらないような気がします。

また、「日本語力」がトップにきているのも気になりますね。日本語ができる人材は、日本人社員とも円滑にコミュニケーションがとりやすく、職場環境や上司の言うことにも順応しやすい、ということがその背景でしょうか?

仮に、日本の企業が「日本人のような外国人」を採用する資質の条件として求めているのであれば、ダイバーシティの実現はまだ先のことかもしれません。

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