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suzukan01ブログ

There is no accounting for taste

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“or”も英文契約書内では頻繁に出てくる単語です。今回も例文を使って訳し方を確認していきます。

接続詞の”or”は、”A or B”のように2つ並ぶ場合や、”A, B or C”のように3つ以上並ぶものから選ぶ場合があります。2つの場合は、「AまたはB」、3つ以上の場合は「A,BまたはC」のように「どちらか」を示す接続詞であり、「または」と訳しておけば問題ないでしょう。少し長めですが、下記に例文とその訳文を紹介しておきます。

【例文】

If, upon receipt of any such notice of a purchase forecast or a material change thereof, ABC considers in its reasonable judgement that there may be difficulties in supplying the estimated purchase quantity or quantities on account of ABC’s production capacity or in view of orders for the Products placed by other customers of ABC, then such quantity or quantities shall be adjusted by mutual consultation and agreement between ABC and XYZ.

【訳文例】

購入予測またはその重大な変更に関する通知を受領後、ABCがその合理的判断により、ABCの生産能力またはABCの他の顧客からの本製品注文からして、購入見積数量の供給が困難になる可能性があると思料する場合、ABCとXYZは当該数量について協議し、合意により調整を行う。

(出典:英文契約書の基礎知識)

上記の例文のように、”A or B”のように2つ並ぶ場合は「AまたはB」でOKです。”AB or C”のように3つ並ぶ場合は「AもしくはBまたはC」というように、「もしくは」が”,”に対応する訳、”or”は「または」と訳します。ややこしくなってきましたね。ここでは、さらに接続されてより複雑になる場合も紹介しておきます。

or B, or C, D or E  ⇒ AもしくはBまたはC, DもしくはE

こんがらがってきましたが、要はA・BというグループとC・D・Eというグループの接続のことです。”or”の前の““に要注意です。

いつも見られている”or”という単語も奥が深いことがお分かりいただけたと思います。

次回は、英文契約書独特の単語について紹介します。

行政書士鈴木法務オフィス http://www.suzuki-kokusaihomeoffice.com

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