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suzukan01ブログ

There is no accounting for taste

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今日も普段の英文では見かけない表現が登場します。”including, without limitation,…”「制限なしに~を含む」、”including, but not limited to,…”「~を含むがこれに限定されずに」,”without limiting the generality of the foregoing”「前述の語の一般性に限定されずに」という意味合いになります。

どの表現も、具体的な事例をあげる場合に、その述べた事例に限定されない、ことを明示する場合に使います。日本語では単に「など」と訳したり、「~を含むがこれに限定されない」というように訳すことが多いです。

【例文】

The Contractor shall not be held responsible for delays in construction arising from causes beyond its control and without its fault including, but not limited to, acts of God, civil commotion, strikes, labor disputes, fires, floods, earthquakes and epidemic.

【訳文例】

建設業者は、天災、内乱、ストライキ、労働争議、火災、洪水、地震、伝染病のような不可抗力かつ自身の過失でない原因により生じた建築業の遅延に対し責任を負わない。

(出典:英文契約書の基礎知識)

この例文はいわゆる不可抗力条項と言われるもので、不可抗力の事態が発生したときは、債務者は履行責任を免れる、という意味です。ただし、不可抗力といっても様々な事態が考えられます。一方当事者の勝手な思惑でどんな事態においても責任を免れることができるとは限りませんので、それらの事態を具体的に列挙する必要があります。この例文では、「天災、内乱、ストライキ、労働争議、火災、洪水、地震、伝染病」を具体例としてあげていますが、それ以外にも不可抗力となる事態があり得ることを想定し、「~を含むがこれらに限られない」という表現を加えて、それ以外の事態も含まれることを明確にしています。

行政書士鈴木法務オフィス http://www.suzuki-kokusaihomeoffice.com

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